100日計画

政権移行の最初の3ヶ月がその後の方向を占う上で重要な期間と認識されていることは論をまたないが、彼の国でかねて懸念の通り内政においてあらゆる軋轢を起こしながら、しかしそればかりではなく海外でもシリアでの軍事行動に至ったことは、既に大方の予想を越え、不確実性は大いに高まっているというべきではないか。その是非はともかく、経済ナショナリストが幅を利かせるこの政権において、海外における軍事行動は比較的には忌避されるオプションだというのがコンセンサスだったはずである。政権内の権力闘争による振れ幅の結果だとすれば、そしてその任期が95%は残っていることを考えれば、いったいどこまで行くのか想像もつかないし、中東とアジアで二正面作戦をやろうという気になったとしても驚かない。