13時間 ベンガジの秘密の兵士

『13時間 ベンガジの秘密の兵士』を観る。2012年にベンガジで起きたアメリカ在外公館襲撃事件を題材に、マイケル=ベイがめずらしく実話をもとにした映画を監督している。事件の質からして物語は『ブラックホーク・ダウン』の地上版というところだけれど、アクションはしっかりマイケル=ベイで全体の出来はエンターテイメント調。細かいところは案外、事実に忠実に作っているようだけれど、雰囲気がフィクションになってしまうのはマイケル=ベイの徳というものであろう。ジョン=クラシンスキーが民間軍事会社のコントラクターという配役は意外だったけれど、実話だけあってマッチョな肉弾戦があるわけでもないので、違和感はないみたい。本邦ではビデオスルーの扱いだし、ちょっと長い気がするけれど、いいのではなかろうか。