結局、数日で『マスター・オブ・ゼロ』の二つのシーズンを最後まで観てしまう。第3シーズンの予定はないし、あるとしてもだいぶ先になるとアジズ=アンサリ自身がいっているようだけれど、同時代的な内容から普遍性の高いテーマに降りてきた感のある第2シーズンの様子からすると、さもありなんという気がする。アジズ=アンサリその人はインターネット接続から離れて本を持ち歩いて読むようになったということで、それもわかる。
本シーズンでは通常30分前後の尺が20分程度になったり50分になったり、いろいろと自由なのも特徴だけれど、Religionと題しこれをテーマにした第3話は21分、踏み込んだ内容をぎりぎりのところでコメディっぽく扱っていて、恐らく使えない尺もあってだいぶ短くなっているのではないかと考えるとその尖鋭的な姿勢はやはり素晴らしい。