今回はリアルタイム視聴が出来なかったのだけれど、オンエアを追いかけるようにしてTVerで『カルテット』をみる。志のある三流は四流というセリフがささるカルテットとしてのエピソードが一段落してオープニングタイトルが入るまで30分。四人の場面は奥行きのある位置関係が強調される非凡な印象で、土井監督の面目躍如という感じ。セリフも相変わらず眠いところがない。今回も恐ろしく緊迫したやりとりがあって、ぐったりしているところに、首筋の体温が高いクドカン登場という予想外の展開で、番組の惹句に偽りなしというところ。いったい何処を目指しているのかと思いつつ、もちろん最後まで付き合うほかないのである。