『6日間』を観る。Netflixのオリジナルムービーで、1980年に起きたロンドンの駐英イラン大使館人質事件を題材に、例によって質の高い映画となっている。交渉担当となったロンドン警視庁の警部にマーク=ストロングが配されており、素材は渋いけれどきちんと80年の風俗を演出してあって安っぽいところがない。ヤマ場はSASによる突入作戦で、どたばたとしたところにリアリティがあり、グレネードを使用させないことに成功条件を持ってきた脚本もなかなかよくできている。実話っぽさがうまい塩梅になっていて、かなりよろしいのではないだろうか。