egword

iOSの辞書アプリでは一択でもともと贔屓にしている物書堂が、egwordの開発資産を取得したというニュースリリースを出していて、どうやら来期のmacOS完全64bit化に向けて改修を行うらしいので、なれば執筆にegword Universalを使っていると言っていた村上春樹の将来環境も安泰だと勝手に安堵している。最近ではインストールもしていないけれど、このソフトは使っていたことがあって、キビキビとした基本性能の高さは素性のよさを感じさせるものだったし、もとよりMacのインターフェースの作法に則ったつくりでもあったので移行にも大きな問題はあるまい。縦書きのワープロがないというのが不満なセグメントへの回答になるだろうし、例のエディタ向けに開発中という、縦書きで高速なフルスクリーンモードが装備されれば熱狂的な支持を受けるのではあるまいか。これだけ息の長い製品であれば、リーズナブルな購読型ビジネスモデルでも受け入れられるのではないか。