『RE-KILL』を観る。ゾンビのアウトブレイクが起き、それを何とか封じ込めた世界で、リアンと呼ばれるゾンビを制圧するための部隊に同行するドキュメンタリーという体裁で物語は進行する。ヴァーフォーヴェンの『スターシップ・トゥルーパーズ』を彷彿とさせるフォーマットで、B級感がありながらそれなりに手の込んだ映像になっており、ゾンビは次々と湧いて出るし弾の数もケチったところがないのだけれど、合間にあくどいCMまで入る脂っこさなので87分なのに胃がもたれる。悪趣味を意図してやっているのだから、もともとそういう話とはいえ。