『すべての終わり』を観る。ある日、突然、西海岸が音信不通となり、電気や通信の類が途絶した北米大陸で、何が起きたのかわからないまま婚約者がいるシアトルを目指す男と婚約者の父。ロードムービーとしてはわりに平凡な展開で、終局にかけてのポストアポカリプス的な雰囲気には戸惑うけれど、きっちり世界を終わらせようという意思は感じられるラストなので許そうかという気にはなっている。もちろんのこと、状況をきちんと説明してくれる筋書きなどないので、そのあたりを期待してはいけない。