『アバウト・タイム』を観る。もう幾たびか折にふれ観ているのだけれど、『ラブ・アクチュアリー』や『パイレーツ・ロック』を手がけてきたリチャード=カーティス監督の最高傑作であると同時にドーナル=グリーソンとレイチェル=マクアダムスのベストアクトであるという確信は揺るがない。ビル=ナイについてはこれらを越え別格であり、ディケンズを愛読する奥行きのある父親を演じて、もう神域にあるといってもいいのではないか。海辺のシーンは『ルビー・スパークス』の砂浜の場面に匹敵する詩情があって震える。
『アバウト・タイム』を観る。もう幾たびか折にふれ観ているのだけれど、『ラブ・アクチュアリー』や『パイレーツ・ロック』を手がけてきたリチャード=カーティス監督の最高傑作であると同時にドーナル=グリーソンとレイチェル=マクアダムスのベストアクトであるという確信は揺るがない。ビル=ナイについてはこれらを越え別格であり、ディケンズを愛読する奥行きのある父親を演じて、もう神域にあるといってもいいのではないか。海辺のシーンは『ルビー・スパークス』の砂浜の場面に匹敵する詩情があって震える。