アンナチュラル 最終話 旅の終わり

『アンナチュラル』の最終話を観る。前回からの続き、赤い金魚の事件の決着でもある今回は、この時勢にまさか、公権力が鑑定書の「書き換え」をミコトとUDIに迫る展開に始まって、思わず身震いする。時代に魅入られているというべき作品が時々あるものだけれど、これほどのシンクロニシティは最早ただ脚本家の感性によるものとも思えない。プロが矜持を守りきるというストーリーがまた、現実の陰を照射しているというものではあるまいか。

職員一人に背負わせて知らぬ存ぜぬはできません

何しろ、これが神倉所長のセリフである。そして物語はcontinueの言葉で閉じて無論、吉例に従いシーズン2と劇場版は期待してもいいと思っている。