ステレオタイプ

『サルベーション』をさらに何話か観ている。小惑星の衝突による人類滅亡という状況にあって、国防省を中心とするストーリーの雰囲気は、どうも『24』と選ぶところがない。アメリカ合衆国の行政機関がプロトコル重視のプロフェッショナル集団であるというイメージは、かねて数多の物語が培って、このドラマも参照しているところではあるけれど、トランプの米国を知っている身からすればまず絵空事にしか見えないので、かの大統領がこのジャンルに与えたインパクトはほぼ致命傷といえるのではないか。