『ワンダーウーマン』を観る。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に突如、現れたワンダーウーマンの誕生譚。第一次世界大戦の西部戦線を舞台にしているところがちょっと渋い。『キャプテン・アメリカ』もだいたい同じようなことをやっていたような気がしたのだけれど、あれは第二次世界大戦の方だったか。
ガル=ガドットのワンダーウーマンはヘンリー=カヴィルのスーパーマンと同様、ビジュアルだけで超人としての説得力を獲得しており、パティ=ジェンキンス監督の演出もどこかザック=スナイダー風味で全体にDCワールドの一貫性があると言えばその通り。ストーリーにもマーベルとは微妙に違う風味があって、『ジャスティスの誕生』よりは整理もされていて、ようやく調子が出てきたところなのかも知れない。『ジャスティス・リーグ』は未見なのだけれど、マーベルもヒーローの単独作はそれなりに面白かったと思ったことである。