万治の石仏

雨がようやく上がったので、下諏訪まで出かけて春宮に参拝する。境内を下ったところには砥川が流れているのだけれど、いうまでもなく濁流となって水位も上がっており、しかし中洲にある浮島神社は言い伝えの通りどんな濁流にも健在で、伝承というのはゆめゆめおろそかにできない。この砥川を渡って万治の石仏に向かったのだけれど途中、明らかに気温の層が異なる一帯があって、神域にはやはり由縁というものがあるのだろうと思ったことである。