事大主義

「報道ステーション」のプロデューサーが代わって政権に批判的な内容が全く扱われなくなったという記事を読んだけれど、強い者に阿って保身をするという意味での事大主義をそのまま体現するメディアが、いったいどこへ向かおうとしているのか興味がある。矢作俊彦が使った時分、この言葉は瑣末なことを騒ぎ立てる意味だったはずなのだが。
とりあえず野球とオリンピックが、政治スキャンダルに代わり民衆向けのコンテンツとしてフィーチャーされているということだけれど、いやはや衆愚統治の方法論はローマの昔から変わることがないということみたいだから、アンチオリンピックは重要な立場表明だと思うのである。