亡国

今さら何に期待するものでもないけれど、労働基準局を内局に抱える厚生労働省はどちらかといえば裁量的な労働の無原則な拡大には慎重だろうと勝手に思っていたのだけれど、年金問題なみにいい加減なノリで産業界を代弁するような法案を通そうというのだから優秀だといわれていた日本の官僚システムも最早、遠い過去のものとなった。言うまでもなく。国が滅びる過程というのはおおかた、このような感じであるに違いないし、ギリシャのように行政による経済統計の捏造が経済破綻の引き金となったとしても驚かない。