信頼というもの

GDP速報の精度をめぐる日銀と内閣府の対立は以前から取り沙汰されているけれど、政府統計の信頼性について日本銀行が不信感を持っているという改めての報道は、結局のところ政府が信頼に足る見識を持ち合わせていないという暗黙の前提が広く確認されるという点こそ問題で、それに比べれば数字の正確性などどうでもいい話ではないか。
信頼されない政府と国の末路はギリシアが示した通り。実はもうあまり時間は残されていないのではないかと考えて怖くなっている。