朝起きるとインフラの悪夢というべきブラックアウトがあっさり現出しており、1996年のカリフォルニア以来の全系崩壊事例がフィクションでしかみたことのない停電連鎖の映像として記録される未曾有の事態となっている。
ほとんど揺れのなかった泊原発もあっさり全電源喪失という事態となっていて、まさに人生一瞬先は闇。フェイルセイフのロバスト性はほぼ期待できないという現実が明らかとなり、次なるメルトダウンがいつ起きたって不思議はないけれど、相変らずNHKは全電源喪失をもってまわった表現に言い換えていて、こうした忖度による共謀共同正犯行為は国家の死期を早めることになるに違いない。
台風に引き続いての国難にあって、頑張っているのは現場だけというのは疑いがないが、首相だの知事だのが復旧の見込みを話す時だけ現れては自分の手柄のような顔をする醜悪な場面が繰り返されて、誠に見るに堪えない。