ハヤカワのノンフィクションの電書セールがあって、これを大いに買い込んだせいで『人類と気候の10万年史』を読み終えるのが遅くなってしまったのだけれど、ブルーバックスのこの本は序盤から面白いにもかかわらず、尻上がりに話が壮大となってエピローグは気候の相転移がもたらす大変動とポストアポカリプスにおける生存戦略にまで考察が及び、そこに示されるランドスケープの大きさには脳が活性化される。こうした知性を育むためにこそ高等教育というものは存在するのであろう。
ハヤカワのノンフィクションの電書セールがあって、これを大いに買い込んだせいで『人類と気候の10万年史』を読み終えるのが遅くなってしまったのだけれど、ブルーバックスのこの本は序盤から面白いにもかかわらず、尻上がりに話が壮大となってエピローグは気候の相転移がもたらす大変動とポストアポカリプスにおける生存戦略にまで考察が及び、そこに示されるランドスケープの大きさには脳が活性化される。こうした知性を育むためにこそ高等教育というものは存在するのであろう。