夜は短し歩けよ乙女

『夜は短し歩けよ乙女』を観る。言わずと知れた森見登美彦の小説を『四畳半神話大系』のアニメシリーズに続き湯浅政明が監督している。もちろん原作には原作の良さがあるにして、ノイタミナの11回枠でのアニメーション化には独自の世界観とアニメでしか表現し得ない必然性を感じるきらびやかな動きがあって大変、感心したものだけれど、この映画も同じ楽しさで92分の密度が高い。同じ湯浅監督の作品であるNetflixの『DEVILMAN crybaby』よりも圧倒的にレベルが高い気がするのだけれど、この違いは何によるものなのだろう。星野源が「先輩」のCVをしていて、だいたい星野源には点が甘くなるところがあるけれど、これもいい。