思い込み

『西郷どん』もあと少しで最終回というところ、いわゆる征韓論での下野に続いて、佐賀の乱で決起した江藤新平との最後の邂逅が扱われていたわけだけれど、大久保利通が彼を斬首のうえ梟首にしたというくだりであれ?となる。二人の不仲の果てのこの仕儀はわりあい有名な話らしいけれど、江藤新平は司法卿として自ら創設した大逆罪で絞首刑となったと記憶していたのである。いやはや。この分だと他にももっともらしい偽知識があるに違いないのだが、もちろんそれをあらかじめ検証する術はない。