投票率

『知ってるつもり 無知の科学』には認知科学の知見をもとにして直接民主制が機能しないであろうことが述べられていたけれど、実際には政治状況をみれば議会制民主主義の命脈も風前の灯火と考えざるを得ない。しかしいうまでもなくチャーチルが言うように「民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば」
このたびの沖縄知事選挙は久しぶり、人をコケにしたような政権党の目論見にノーという直接的な民意が示されて、こちらとしても溜飲を下げたわけだけれど、やはり重要なのはキャッチフレーズではなく政策の因果を指し示すことであり、何より人々を投票に向かわせることだと思った次第。こうなってくると来年の選挙も楽しみというものではないか。