湯を沸かすほどの熱い愛

『湯を沸かすほどの熱い愛』を観る。宮沢りえが余命わずかと宣告された母を演じている。学校でイジメられている娘を励まし、蒸発した夫を探して家族を再建していく話なので無論、泣かせどころは数多あって、宮沢りえその人が心配になるほどの熱演なので人情話としての完成度は高いのだけれど、子役の使い方にわずかな違和感があり、そうくるかと驚くラストもまずは考証的にどうなのかという気がしなくもない。