腐食

本邦もいよいよ化けの皮が剥げて、かつて日の昇る国だった頃の栄光も何処という感じだけれど、川内原発の腐食した配管の写真を見るにつけ、推定寿命の遥か手前にあったはずのシロモノとは到底、思えず、これを稼働させよと言われては現場も心細かったに違いない。原子力発電という巨大技術を維持していく実力や常識というものは、もはや失われているのではあるまいか。