蜂起

今年に入って学校かその周辺で起きた銃撃事件がもう18回という数字的なイメージにも驚くけれど、かの国では政治の無策に対する高校生による抗議活動がにわかに前景化していて注目している。トランプが銃規制に触れず犯人の精神状態に問題を帰結させようとしていることに対して、そもそもメンタルの問題があるにもかかわらず銃が購入できる状態を放置しているのは政治の怠慢である。「この、私たち」の命を担保にしてNRAからの献金を受け取るのか、という論点整理の迫力には、かつて歴史を動かしてきた運動に通底するうねりが感じられ、一方のアイコンがトランプである以上、その力は逆にいや増していくのではあるまいか。