長州滅ぶべし

『西郷どん』の明治維新の描き方についてはイマイチという考えなのだけれど、山縣有朋の山城屋事件や井上馨の尾去沢銅山汚職事件を明治六年政変への布石として語り、150年前から長州勢が国の財産を私物化する習性があったことをリマインドしてくれたあたりは高く評価せざるを得ない。安倍晋三はこれに連なる劣化コピーであるからには。重ねて述べているところではあるけれど、NHKの良心はドラマ制作にわずかに生き残っているようである。