『フェイクニュース』がまさに扱っている題材ではあるけれど、『獣になれない私たち』が『カルテット』のようなドラマを狙って視聴率が不振という記事が配信されていて、そのタイトルだけで、まず『カルテット』の路線ではないし、そもそも『カルテット』は視聴率が高かったわけではないので、これは中傷以外の何なのかと訝しく思う。『フェイクニュース』の今日的実相を明かすとフェイクニュースに攻撃されるということなのか。無論、こちらとしては脚本家を断固支持するのだが、まず閲覧しないというボイコットは必要として、恥を知るという以外にこの手の飛ばし記事の書き手につける薬がないのが病の深刻さを示している。