そういえばAmazonプライムビデオの『高い城の男』を観ていなかったと思い出してこれを観始める。ディックの小説からは枢軸国が勝利したという設定をもってきているけれど、並行世界小説ならぬ並行世界フィルムがカギとなるアイテムとなり、もちろんビデオシリーズ向けに独自に作り込まれた話になっている。シーズン3にまでなっているからには当然のこととして。画面を白とびさせる傾向があるのは好きでないのだけれど、美術は力の入ったもので、第三帝国仕様の超音速旅客機が登場したりする。Netflixとプライムビデオが業界を支える作り手になっているというのは特に誇張でもないのであろう。