アンナチュラル 第1話 名前のない毒

『アンナチュラル』の第1話を観る。石原さとみと市川実日子の『シン・ゴジラ』以来の共演というより、私的には野木亜紀子のオリジナル脚本というところがポイントなのだけれど、序盤、舞台となる西武蔵野研究センターにおける協働事業のシステムと料金体系の説明あたりでこの世界観は成功したも同然というべきではないか。男女関係のもつれというレッドへリングからの米国ドラマのパイロット版みたいな急展開も、三澄ミコトという不自然な名前の背景に立ち上がる個人の事情というヒキもうまい。来週も楽しみ。