そういえば先日、N-ONEを車検に出し、代車で新しい型のN-BOXに乗る機会があったのである。N-ONEそのものは年に2万キロ走っても特に不具合も出ず定期交換部品のメインテナンスだけで快調を維持しているのだけれど、N-BOXには新しい安全装備が組み込まれていて、オートクルーズでも前方の車間距離をみて速度を調節してくれたりして進化が著しい。スバルがとうにやっていたことと言えばそれまでだけれど、軽自動車に車線の逸脱抑制装置やミリ波レーダーが搭載されるのをみると、世界は思ったより速く進歩しているのではないかという感慨が自然に沸く。路側の速度標識を読み取ってコンソールパネルに表示する機能に至っては、この標識はどうして現れるのだろうとその因果を訝しんだものである。VTECの新しいエンジンも全くクセのない働きもので、大いに売れているのも不思議はないけれど、しかし軽トラ感のあるインパネのデザインはちょっとどうかと思う。