『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』を観る。『峰不二子という女』『次元大介の墓標』の流れを汲むスピンオフシリーズの第3弾という触れ込みだけれど、どれもフルメンバーの出場で何をスピンオフといっているのかはよくわからない。
それはともかく、「石川五ェ門」というのを誤植だと思っていたのだけれど、最近のアニメではこのように表記しているらしいと知って驚いたのである。キャラが崩壊し声優交代してなお石川五右ェ門だった男が石川五ェ門になってまで同定されるアニメの不思議はともかく、安土桃山の時代からゴエモンには「右」が入るというのが相場の決まりだったはずなのである。珍奇な名前がまかり通る世の中で、この歪んだ配慮は一体、何なのか。いやはや。
肝心のアニメ自体は特にどうということもなくて、銭形が公安に所属しているのも雰囲気だけという感じがなきにしもあらず、見どころも少ないみたい。