いかに優秀なソフトウェアアプリケーションであれ、発売して一定期間が経てば収穫逓減の法則に従って売り上げも伸び悩むだろうし、Ulyssesのようにサブスクリプションモデルに移行するという選択もあろうが、Mac版のTweetbotはオーソドックスなアップデートでこのたびバージョン3となり無論のこと、そういう生き方もある。今風の丸アイコンになってアップデート感は醸しても、実際の使い勝手は大して変わらないとして。
もともとデザインに思想を感じるデベロッパーで、今回もディテールの精度が一層高まった感じがあって好ましくはあるのだけれど、コラムを増やして表示するのにウィンドウの右下方にマウスをフライオーバーさせ不可視のコマンドボタンを発現させる必要があって、これに何のガイドもないので、アップルの世界にありがちな洗練の行き過ぎとみえ、流石にやり過ぎというものではあるまいか。普通はわからないと思うのである。
それはそうとして、言うまでもなく同じスキームでiOSのクライアントもメジャーアップグレードされるに違いなく、いずれ更新料を払い続けるのであればもうサブスクリプションモデルでいいのではないか。