カリフォルニアの火災が今年も大規模な被害をもたらして、トランプ大統領が森林管理の不手際を非難するツイートをしたことが報じられているけれど、人ごとのように批判をする立場なのかはともかく、予算を配分しないなどという脅迫的な言辞は下劣というほかなく、それがもたらすのはさらなる被害拡大だろうと思えば相変わらず脊髄的に喚き散らすこの御仁には、こちらも飽かず呆れる。
森林火災の大規模化を回避する方法は小規模な火災を高頻度に起こしておくことだという話があるのだけれど、毎年のように起きる大規模火災を制すると、これに数倍する規模の火災が何年かのインターバルをおいて発生することになるという理屈でもあって、気候変動後のニューノーマルは軽々とこれまでの想定を越えてくるのではないかという気がしてならない。