高田大介の待望の新作は『図書館の魔女 霆ける塔』というアタマしかなくて、発売日たる令和元年吉日を首を長くして待っている状態だったので、この作者が民俗学ミステリーを世に問うという発刊予定を見て、すっかり虚を突かれた格好になっている。四六変形判で496ページといえばそれなりのボリュームで、そういえば『図書館の魔女』のシリーズも起こらなかった事件の解明というテーマを内包して優れたミステリーになっているので、読む前から傑作に違いあるまいとわかっている。
高田大介の待望の新作は『図書館の魔女 霆ける塔』というアタマしかなくて、発売日たる令和元年吉日を首を長くして待っている状態だったので、この作者が民俗学ミステリーを世に問うという発刊予定を見て、すっかり虚を突かれた格好になっている。四六変形判で496ページといえばそれなりのボリュームで、そういえば『図書館の魔女』のシリーズも起こらなかった事件の解明というテーマを内包して優れたミステリーになっているので、読む前から傑作に違いあるまいとわかっている。