ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃

『キング・オブ・モンスターズ』の公開を前にAmazon Primeにゴジラ映画が大量に来ていて、平成ガメラ三部作の後に金子修介が監督をした2001年の『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』を観たのである。ゴジラという存在を残留思念であるとした怪作で、そこかしこに平成ガメラっぽい雰囲気があるのは確かなのだけれど、平成ガメラの三部作が傑作たりえたのは結局のところ伊藤和典の脚本と樋口真嗣の特撮によるものだということを逆説的に証明するような内容であり、そのことにより歴史的な存在意義を確立しているともいえる。むう。ところで、こんなところに宇崎竜童を担ぎ出したのはいったいどういう経緯だったのか。