『アイ・アム・レジェンド』の別エンディング版がプライムビデオに来ていたので、これを観る。公開版はスクリーンテストの結果、結末が差し替えられたという話なので、これがオリジナルといってもいいみたい。結局、何がテストのレーティングを落としていたかといえば、主人公が自らの過ちに気づいて謝罪する流れということなのだが、謝らないように作り直した結果、話の辻褄が合わなくなっても構わないという判断がされたとあっては、ナイトシーカーと理解し合うことができずに爆死を選ぶほかない人間の愚かさに一層の奥行きが加わるというものである。