月影の下で

Netflixで『月影の下で』を観る。原題は『In the Shadow of the Moon』で邦題でも何やら詩情のあるタイトルがつけられているけれど、その実、9年ごとに発生する猟奇的な殺人事件を追う刑事の話だったりする。先行きの予想がつかない展開が持ち味とみえなくもないのだが、事件ものからSFへとシフトしていくにつれ、安易な展開となってしまった感が否めない。同じことなら『ターミネーター』が100倍くらい巧妙にやっているのだが何故、この変奏をしようと考えたのだろうか。