浄化中

さきに買い求めた空気清浄機は、リビングに佇んで24時間、黙々と働き続け、何もなければグリーンのライトを点灯し空気の清浄なるを教えているわけである。いわば職人的な寡黙さで働くその姿にはある種のプロフェッショナリズムが滲み感銘すら受けるわけだが、ときどき、こちらが近くにいるタイミングで黄色がかった浄化中のモードに移行することがあって、おや、働いているなと素直に感心するばかりではいられない。いや、ちょっと感じが悪いのではないかとすら思うのである。まったく。