原発事故の廃炉費用が20兆円から80兆円の見通しに膨れ上がっているという報道は、より納得感があるという意味で説得力があるけれど、国家予算程度の規模で収束できるのかと考えればまだ底ではないのではないかという疑いもある。いずれにせよ社会資本の効率を根底から歪めるに十分な規模の大きさであることは確かで、結果、衰退したこの国の未来にわたる愚行として歴史に刻まれるだろう。いうまでもなく。