ボリス 国民投票の時点でそれほど真剣に考えず、とりあえず離脱に票を投じた英国民もボリス=ジョンソンを首相に戴くとなっては大いに後悔してるに違いないのである。あるいは、必ずや後悔するに違いないのである。以前、ボリス=ジョンソンの台頭に恐怖したのは2016年だったけれど、世界は1日も休むことなく悪い方向に向かい続けていたということなのだ。正常性バイアスというのもまことに恐ろしい。だが、この災厄を認識したとして、どこに逃げるというのか。