神は数学者か? 『神は数学者か? 数学の不可思議な歴史』を読んでいる。現実を説明する数学が、やがてシンプルな数式で世界を予想しはじめる不思議さを根底において、数学が発明されるものなのか発見されるものなのかという問いの角度からその歴史を語っていく。開巻、神は発見か発明かという問いになぞらえている時点で、ある意味、ネタを割っているような気がするのだけれど、新潮社文庫のScience&History Collectionにありそうな内容で好み。ハヤカワ・ノンフィクション文庫。