MacBook AirとMacBook Proのラインアップ更新にともなって、どこかひっそりという感じでMacBookの製品系列が整理されてしまったわけである。あれま。現在の愛機は特盛りの2017 MacBookなのだけれど、これが4Kの外部出力にさえ対応してよく働く。T2チップを搭載していないから何だというのだ。
Month: July 2019
ファンタジー
TBS火曜10時といえば優れたドラマのための枠というイメージがあるけれど、無論のことアタリハズレはあって、今クールの『Heaven?』はキャプションと謎演出にダイアログの癖があいまって開始15分で挫折。佐々木倫子の漫画を原作にしているとは思えぬ掛け合いのテンポで、ちょっと辛いものがある。とはいえ、それぞれの花があって野は楽しいともいう。まことに横溝正史は偉大である。
0.28
いわゆる水性ボールペンを胸ポケットにさした拍子、インクが漏れてシャツをダメにしてしまい、それが安物のペンだっただけに後悔もひとしおで、こいつはダメだとばかり、Signoのゲルインキボールペンを新調する。このところ太めの径を使っていた反動で0.28を選んだのだけれど、これで書く細字がなかなか気持ちよくて機嫌を直している。
明日なき暴走
今週も『いだてん』を18時からのBSと20時の本放送で2回観て、人見絹枝を演じる菅原小春の熱演に泣く。タイトルに「きぼう」が入っているのも偶然ではなかろう。第2部も2回目にしてキャラクターが立ち上がって抜群に面白い。
オリンピックはそれだけで国家のためになるわけではないというセリフを高橋是清に向かって言い、人見絹枝を化け物と言う。国家に取り込まれていくオリンピックを描くのがこのドラマなので、2020反対派のこちらとしても支持せざるを得ないのである。
クレイジー・リッチ!
『クレイジー・リッチ!』を観る。ニューヨーク大学で行動経済学を教えるニューヨーカーのレイチェルが、恋人の帰郷にあわせてシンガポールに向かい彼が華僑の大富豪の一人息子だったことを知るというシンデレラストーリーで、母親がミッシェル=ヨーであるあたりから期待される恋愛ものの文法から一歩も外れないのだけれど、お約束の筋書きとアジア系だけのキャスティングが見どころで、何しろ期待値通りなので楽しめる。ケン=チョンはもう少し見せ場が欲しかったところだけれど、主人公のコンスタンス=ウーとアウクワフィナがちょっといい。
原作は三部作で映画としても続編の意向があるみたいだけれど、小説の評判もいいみたいなのでちょっと気になっている。いやはや。
三体
ハヤカワの近刊、劉慈欣の『三体』を読み始める。2015年のヒューゴー賞で英語版はオバマが読んでいたことで話題になったけれど、冒頭から文化大革命のきつい描写が続いて読み入る。この史実的描写そのものがセンスオブワンダーを誘うと言ってもよく、いろいろ読みでがある。面白い。
カウンターオファー
電子版に本格的に移行したNew York Timesのサブスクリプションは上り調子で、媒体自体の評価は高いけれど、サブスクリプションの停止はオンラインとは言ってもチャットでオペレーターとやり取りする必要があって、きっちりマニュアル通りのカウンターオファーが提示されたりするのでちょっと面白い。日本なら洗剤が余計に渡されるところだけれど、ちょっとした文化の違いを感じることができる。セオリーなら休止メニューを提示するところだろうが、業界の慣行というものだろうか。