特別公開

毎年、8月の最終土曜日は国立天文台野辺山の特別公開日になっているのだけれど、規模の大きな施設公開は今年限りと聞いて何年か振りに南牧村まで出かける。例によって予算厳しい折という話なのだけれど、シャトルバスの運用経費はあるにして、もとより金のかかりそうな展示でもないからには、いよいよこの国の斜陽を感じざるを得ない。世界の成り立ちを解明しようという活動に資源を振り分けることもせず、我々はどこから来てどこへ向かおうというのか。

それはともかく、八ヶ岳を背景に屹立する45m電波望遠鏡は絶景というべきで、ほとんどそれだけでも満足している。

媒体

いつか書いたことだけど、YouTubeならSUSURU TV.が好きで、サブチャンネルのミッドナイトまで結構よく観ている。基本的にはラーメンを啜る動画でそれ以上の期待もないのだが、前触れもなく俳優の柄本佑が登場して一緒にラーメンを啜り、映画の宣伝をしていたのには驚いた。テレビのバラエティ番組に、いよいよYouTube動画がとってかわる時代がきたと感じ入ったものである。そう考えれば、今や地上波だけが出来ていることといえば映像ニュースぐらいだけれど、この強みを大事にしようという放送局は見当たらず、まず報道の質は低下の一方なので、やはりテレビは滅びるメディアなのではないか。

現実歪曲空間

で、GSOMIAの破棄を韓国から言い渡され、中国・ロシア・北朝鮮に対して自殺点を献上して国益を損なった挙句、こんなはずではなかったと慌てている政府を無能と云わずして何なのか。アメリカのご機嫌を損ねるに違いないと観測する報道も、おぞましいほどの事大主義としか見えないが、その宗主国の大統領は、自分が選ばれし者だとか言ってるキチガイなのである。

マッチポンプ

7月に韓国から来日した観光客が減って、急に観光地の窮状を伝えるニュースを見聞きするようになった気がするのだけれど、どちらかというと政府の立場での韓国報道を重ねた挙句、予期した通りに困っているという話なので、報道としても分裂的な症状を見せているような気がしてならない。個人なら一体、何がやりたいんだと問われることになるに違いないのだが、この人たちは一体、何をやりたいのか。

のん

衣服はほぼユニクロで間に合っているこの身であるから、上得意と言ってよいのではないかと思うのだけれど、ガッキーのくるりんCMから3年、そのガッキーの所属事務所とのゴタゴタでメインストリームから遠ざかっていた能年玲奈がユニクロのCMに登板と聞いては、でかしたと思わざるを得ない。もとより、このところの活躍には目覚ましいものがあったけれど、誰の目にも明らかな事件が必要な場合もあるのだ。さすれば自ずから正義は回復されるであろう。

働き方改革

いくらなんでも煽り運転の顛末が本邦の一大イシューであるはずはないと思うのだが、ニュースを見るたび、さして目新しいところのない内容が繰り返し報じられているのでさすがに驚く。報道も盆休みというわけだろうか。働き方改革が時流であっても、これがアウトプットでは、存在意義が問われるというものではないのか。

盆過ぎ

北極圏で35度の気温が観測されたなどという話を聞くと、月並みな季節の感想に意味があるのかという気にもなるけれど、盆を過ぎた当地は、まず押し寄せるという形容に違和感のない観光客が減り始めたとみえる視覚効果もあって、急に涼しくなってきたみたい。雲もやや高くたなびき、こうなると、もう少しで朝晩は冷え込む気候となるはずなのだけれど、何しろ北極圏で35度という世界では何が起こるかわからない。