腐敗 何年かの居直りの集大成というかたちで見苦しい言い訳と証拠隠滅を重ねている政権が、このまま横車を押し通せることなどあり得ないだろうという予想だけが心の平安の支えというものだが、極めて常識的なその予想を裏切るかたちで政治が何年もジャックされてきた結果、官僚システムは寡頭制政治の共謀共同正犯というほかない存在に堕して、この国の根太は既に抜けてしまっているのではないか。打ち壊すべき対象というよりは、単に腐敗しており見るに耐えない。