G線上のあなたと私 第1話 私にはなにもない

『G線上のあなたと私』の第1話を観る。TBSの火曜ドラマといえば『逃げ恥』『カルテット』と定期的に自分的傑作を送り出してくれるアタリ枠だけれど、金子文紀の演出で行きつけのショッピングモールであるラザウォーク甲斐双葉を舞台に始まる物語とあっては、観ないわけにはいかない。そのラザウォークがどうやら相模原あたりに配置されている物語上の都合はあるとして。音楽が『逃げ恥』と同じ末廣健一郎とMAYUKOのコンビであるのも嬉しい。そして安達奈緒子の脚本はいくえみ綾の原作をよく咀嚼して、わかりやすく再配置した格好でなかなかよく出来ている。『なつぞら』からこっち中川大志が気に入っているのだけれど、セリフが役者のよさを引き立てていると思うのである。このドラマは続けて観るつもり。