ほとんど毎日、アメリカの威信を揺るがせている大統領が日本にトウモロコシを買わせたからと言って、これを称賛するわけではなく、大統領その人が気候変動ミーティングに現れなかったことを問題視するのがまともなメディアの態度だろうけど、どちらかといえば、かの国ではまともな方が多い様子。本邦渾身の追従は恥ずべき事実が広く報じられるわけでもなく、ただ知る者の侮蔑を買う次第となったわけだが、政治のレベルの低さを競い合う現実の前に震撼せざるを得ない。
一方、この国の報道は害虫の発生を踏まえて備蓄を積み増すという虚偽の発表を批判もなく垂れ流して、ほぼ機能不全となっているが、機能を全うしていたことがあったのかと問われれば、どちかといえば選良の腐敗が度を超しているのであって、第4権力の実相はこんなものだったかも知れない。