TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』を観る。宮藤官九郎の監督・脚本作品には観るべきタイミングというものがあって、『中学生 円山』なんかはハズレとしか言いようのない感想を持ったものである。この映画のトレーラーを劇場で観た時は、映画の尺を埋めることができる素材なのか不安にさえ思ったものだけど、閻魔大王の審判による転生の繰り返しと地獄なロックだけでテンションを緩ませることなく125分を乗り切っているのは、さすがクドカンという感じ。何しろ、さして内容のない話なのである。まして清野菜名が出演しているとして、地獄メイクで顔の判別もままならないとあっては。