もちろんこの連休はいつものように家に篭もるのが吉というわけで、『スタートアップ』の配信もあるというのに『ザ・キング』を観始めてしまう。大韓帝国の皇帝がソウルの光化門広場に白馬に跨って現れるという話を大真面目につくろうというのだから大したものである。美術も役者も茶番にしていないところがすごい。
第6話では大韓帝国世界の独島付近で日本の海軍と一触即発という展開があって、やはりNetflixはこうじゃないと。日本は経済的低迷による国民の不満から目をそらすために軍事的緊張を利用しているという設定なのだけれど、かなり真剣に両国の不和が描かれていて、本邦の外交政策の失敗がこのように映像化されていると思えば、ことはパラレルワールドの話というばかりではないのである。いやはや。