各国のリーダーが第二次世界大戦以来の危機だと言っている同じ事態にあって、本邦では目先の休業補償を回避するため様々な虚言が弄され、非常事態宣言下でなお金勘定の話がされる第1日目。首都と全国での感染確認はいずれもこれまでにない件数を記録。
「クリスマスまでには終わる」といわれた第一次世界大戦が四年続いたことと重ねて現在の楽観的な見通しに違和感を感じる市井の意見はもっともだと思う一方で、2週間で感染の減少を確認したいと言われては同じ現実を見ているのかまず心配になる。虚言にしても賞味期限が短すぎるではないか。
あらかじめ負け戦であることに加えて、精神論と棄民政策が幅を効かせる状況をみれば自然と太平洋戦争の展開がダブってくるわけだが、そこに「三密」と言われればどうしたって「三光」を思い出して、専門家会議の副座長ももはや邪悪な専門家にしか見えなくなっている。