デス・ウィッシュ

『デス・ウィッシュ』を観る。『狼よさらば』のリメイクという触れ込みだが、ブルース=ウィリス主演ながらアマゾン・プライムに来ていなければわざわざ手を出すのも躊躇われるようなB級感が漂っている。シンプルな自警団思想をテーマとしているわりブルース=ウィリスを主役に配しているので、どうしたってオーバーキルの疑念が生じてしまうあたり、言っちゃ悪いがキャスティングの誤りではなかろうか。この男がもともと非暴力主義という設定には説得力がない。『スモーキン・エース』のジョー=カーナハンが脚本なんだけど、概ね予定的に調和する典型的なジャンル映画で、その限りではそこそこの出来。