ちょっと前に『12人の優しい日本人』を観てZOOMを使ったリモート演劇は商業ベースに乗りそうだと思ったけれど、4月9日に旗揚げしたという劇団ノーミーツのパフォーマンスはフルリモートで打ち合わせから収録まで行われているという話で、この状況に特化した集団が活動しているということにまず感心する。環境に適応したもののみが生き残る世界であれば、これは一つの可能性であろう。YouTubeにチャンネルがあるのだけれど、登録者数はまだ5,000人に満たないようなので、名を売るというのはなかなか難しいにして。
非常事態宣言は結局なし崩し的に全面解除との観測が報道されている日曜、都内の感染確認者は14人で、休日にしては多いといえる水準ではないかと思うのだけれどどうなのか。この地でも近くのコンビニに立ち寄ったら、マスクをつけている客の方が少なかったことに衝撃を受けている。この実体のない開放感は、指数関数的に増加する第2波をたちまち呼び寄せることになるだろう。